連鎖
2022-11-16

夕暮れ時、園庭のシンボルツリー「お母さんの木」をふと見上げると白いテープが巻かれていました。
何だろうと考えていると、保育者の1人が嬉しそうにそのエピソードを話してくれました。遊びで枝にぶら下がっていた園児さんが、思わずぽきっと折ってしまったそう。悲しい顔で落ち込んだ様子のこの子に、「怪我したときはカットバン貼るかもなぁ。」と声をかけたそう。すると、自分もお母さんの木にカットバンを貼ってあげたい!と、テープを持ってきたそうです。
そして翌日もお母さんの木が怪我した部分を見に来ていたその園児さんの姿があったそうです。
子どもの優しい心に静かに寄り添う、保育者の姿。
優しさの連鎖。
朝晩冷えてきたこの頃、心がほっと温かくなるエピソードでした。
