どうし
2024-07-26
今、園では子どもが年齢の枠を超え、自分たちの興味のある遊びに没頭する姿が広がっています。
そのなかで1歳児さんと5歳児さんがハンマーを使ってたたき染めをする場面がありました。
5歳児さんだけでたたき染めをする場合は力を込めて叩く子どもたちですが、1歳児さんとハンマーを握ったとたん、優しい声でとんとんとん、と言いながら叩く姿が。
さらには遊んだ後のお着がえを手伝う姿も。
私たち大人は、子どもたちに教えなければ、とか導かなければ、と思いがち。
もちろん命に関わる危ないことは教えなければなりません。
しかし、それ以外は子どもたちどうしで学び合い、育ち合うもの。
そんな当たり前の、太古から続いてきた人としての営みに、ようやく私たちはたどり着くことが出来ました。
園児数が多いから。生活リズムがちがうから。保育室が離れているから。
少し考えれば、できない理由はいくつも浮かびます。しかし、そんな言葉は職員から一切出ない。
それは、目の前の子どもたちにどんな姿を望むのか、という職員の共通の想いが確かなものになったからかもしれません。