ミニコラム 「温のこころ」
よかったね
2022-08-25
「よかったね」と言われると、大人も子どもも嬉しいものです。
子どもに嬉しい事や楽しい事があった時、「よかったね」と声を掛けていると思います。でもそれ以外にも「よかったこと」って、本当はもっとたくさんあるのではないでしょうか。
毎日子どもの良いところや褒めるところがいっぱい見つかる人は少ないかも知れません。どちらかと言うと、直したいところばかり目につくものです。でも、その負のイメージを良いイメージに変えることが出来たら素晴らしいですよね。子どもを変えるのは容易な事ではありません。それならいっそ、私たち大人の見方を変えてみたらどうなるでしょう。
それは全ての事に「よかったね」をつけて心の中で言ってみること。 例えばゲームばかりしていることに悩んでいるお母さんは「ゲームが楽しくてよかったね」「大好きな事が見つかってよかったね」泣いてばかりいることに悩んでいるお母さんは「泣く思いをいっぱいできてよかったね」
もし苦手なことにぶつかったなら、その気持ちを認めてあげてください。そのうえで、その子なりの方法で取り組むことができたとき、いっぱい褒めてあげてください。だって嫌いな事に向き合ったんですから。大人には悪い事に見えることでも、子どもたちには大切な過程という事があります。
怒りんぼ、泣き虫、ケンカ、恥ずかしがりや・・・「いっぱいぶつかって、いっぱい成長する時」と思えば「よかった」になります。心の中でつぶやいてみたら、きっと子どもたちに伝わると思います。
ゆっくり、ゆっくり。子どもを信じて。
