ミニコラム 「羅針盤のこころ」
親子で実験してみませんか
2022-08-19
年長のクラスでは、自分色探しの真っ最中、そして「虹色」の作り方を模索中。春はピンクのツツジ、黄色のキンシバイ、イチゴ。でもなかなか染まりません。
キッチンの先生から「玉ねぎはどう?」と聞いて、収穫後の玉ねぎを鍋でコトコト。見事茶色に染まりました。
子どもたちは思い思いに輪ゴムで布を縛り、ミョウバンを入れた玉ねぎの煮汁に漬け込みました。
翌日、白い布が茶色から鮮やかな黄金色に。その時の子どもたちの表情といったら。そこから膨らむ話し合い。
「トマトは?ぶどうは?なすびもできそう」と小さな博士たちの研究が始まりました。
お家でもお子様と一緒に自分色を探して染めてみませんか?失敗しても大丈夫。
「染まらなかったね、お母さんも紫になると思ってたよ。」と大人だって知らないことがあると分かれば、きっと子どもたちも安心するでしょう。
♡宜しければご家庭でお子様と実験され、染まったものと染まらなかったものを教えていただけたら嬉しいです。
〔 染物の材料 〕
1.子どもたちが染めてみたいと思った植物や野菜など
2.鍋(煮込み用)または袋(モミモミ用)
3.ボール
4.白布・輪ゴム
5.焼ミョウバン(色落ち防止の効果あり。お湯で溶かしてから使ってください。)
〔 染め方 〕
煮込んでできた煮汁か、揉んで出た汁と焼きミョウバンをボールに入れて混ぜます。そこに輪ゴムで縛った白布を入れ、数時間から1日放置で完成。
〔 色の変化を楽しむためのプラス実験 〕
1.酢
2.レモン水
3.炭酸水
4.重曹
5.クエン酸
〔 染め方 〕
5つの容器に1~5を分けて用意し、染物の煮汁も5つの容器に分けて用意します。ミョウバンも入れてくださいね。それぞれに白布を入れ、色の変化を楽しまれて下さい。
