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ミニコラム 「橋のこころ」

『105にんのすてきなしごと』

2022-12-13
園の事務室前に、今年もアドベントカレンダーが置かれています。
一日づつ日にちがかかれている小窓を開けると、中からどうぶつたちがでてくるカレンダーを、毎日わくわく開けに来てくれる子どもたちです。

もうすぐ子どもたちの楽しみにしているクリスマスです。
絵本の書架にも、サンタさんを心待ちにするような、あたたかい気持ちになれる絵本を集めてみました。
その中の1冊をご紹介します。

『105にんのすてきなしごと』
カーラ・カスキン文 マーク・シーモント絵 なかがわちひろ訳
あすなろ書房 2012年出版

金曜日の夕方、105にんの人々が、それぞれの場所で仕事に向かう準備を始めます。
出かける前にシャワーをあびる人、湯船につかる人。
シャツを着る人、ズボンをはく人、スカートをはく人。
みんなそれぞれのやり方で準備を進めています。

刻一刻と過ぎていく時間、そこにひとりひとりの生活、あるいは人生、そんなものを映し出しながら、105にんはそれぞれの場所から仕事へと向かいます。
さて、彼らのすてきな仕事とは?

慌ただしい毎日ですが、あっという間に過ぎるこの日々の生活の中にこそ、自分らしさを感じられたらと思えた一冊です。