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ミニコラム 「橋のこころ」

『どろんこハリー』

2023-06-03
先日、さくらぐみさんは鹿島で日本一干満差の大きい有明海の干潟体験をしました。
はじめての干潟に、泥が足をぐっとつかんだように動かなくなることや、足元にはたくさんの小さな生き物たちが棲んでいることなどを感じながら、家族の時間を楽しまれていました。

『どろんこハリー』という絵本があります。
(ジーン・ジオンぶん/マーガレット・ブロイ・グレアムえ/わたなべしげお やく 福音館書店 1964年出版)

ーー
ハリーは、くろいぶちのある しろいいぬです。
なんでも すきだけど、おふろにはいることだけは、だいきらいでした。
あるひ、おふろに おゆをいれるおとがきこえてくると、
ブラシをくわえて にげだして……
ーー
こんな素敵なはじまりの絵本です。

ハリーは家をとびだし、いろんなところであそんでどろんこになるのですが、そのハリーのいきいきとしたうれしそうな表情が、今日の干潟でのこどもたちと重なるようでした。

ちなみに、園にある『どろんこハリー』はなんと1965年の第4刷でした。
当時は¥350だったようです。びっくり。

やがて家族のもとに帰ってお風呂できれいに洗ってもらったハリー。

ーー
じぶんのうちって なんて いいんでしょう。
ほんとに すてきな きもちです。
ばんごはんが すむと、ハリーは、おきにいりのばしょで ぐっすり ねむりました。
そして、どろんこになって とっても たのしかったゆめをみました。
あまりぐっすり ねてしまったので、
ふとんのしたにかくした かたいブラシも、ちっとも きになりませんでした。
ーー
きっとこの日のさくらぐみのみなさんは、このハリーみたいにぐっすり休まれたのではないかなと思いました。