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ミニコラム 「橋のこころ」

『かえるがみえる』

2023-06-13
先日、虹の橋を渡った園のアイドルだった二ホンヒキガエルのがまくん。
こどもたちは、がまくんにお花を供え、大事に手をあわせて見送ってくれました。
がまくんのことを思いながら、かえるの絵本をあつめていると、ふとこの1冊が目にはいりました。

『かえるがみえる』
さく=まつおかきょうこ、え=馬場のぼる
こぐま社 1975年出版

「かえるはみえる」
「かえるにあえる」
「かえるははえる」
ほんのすこし文字がかわっただけで、まったくちがう意味になるふしぎなことば。

そしてさらに
「かえるはかえる」※おうちにかえるかえる
「かえるはかえる」※ふくをかえるかえる
「かえるはかえる」※かいものにいくかえる
など
おなじことばでも、ちがう意味になるふしぎ。

声にだして読むとさらにふしぎ。
おなじことばなのに、ちょっとずつ違うんですね。

絵本を手に取って、声に出して読んでいると、ゆるっとした線で描かれたかえるたちに、おもわずほほがゆるみました。
かえるって、なんとも愛嬌がありますね。

みんながだいすきだったがまくん。
がまくんもこんなふうに、お空でわらってくれているといいなと思いました。