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ミニコラム 「橋のこころ」

『カメレオンのかきごおりや』

2023-08-02
まいにち暑い日々がつづいています。
先日さくらぐみさんは、じぶんたちでつくったいろみずをこおらせて、見ているだけで涼しくなるようなこおりのパフェをつくっていました。
ちいさい人たちがつくりだすあそびは、どんなお天気でも大丈夫。
きらきらと大きくひろがっていくのですね。

『カメレオンのかきごおりや』
谷口智則 アリス館 2020年出版

たびするかきごおりやのカメレオン。
せかいじゅうであつめた、いろんなシロップで、みんなのためにかきごおりをつくってくれます。

たとえば、げんきがなく おちこんでしまったさるくんには、レモンとバナナと、はちみつをつかった、かがやくきんいろの「たいようかきごおり」を。

暑くて暑くてたまらない シロクマくんには、あまいソーダと うみのしおをつかった「うみかぜかきごおり」を。

みんなにかきごおりをつくってあげるたびに、カメレオンのからだもシロップ色にそまります。

ーー

いろんないろに であうたび
ぼくのからだも いろんないろに なる。

だけど くらいよる ぼくは まっくろに なって おもうんだ。
「おつきさま。ぼくって いったい なにいろなんだい?」

ーー

じぶんのほんとうのいろはなんだろう。
そんなふうに自信をなくしてしまう気持ちは、きっとだれもが思いあたるのではないでしょうか。

でも、ページいっぱいにあふれるシロップいろの景色には、みんなのためにかきごおりをつくってくれるカメレオンがかくれています。
こんなふうに、いろんないろになれるカメレオンだから、きっと せかいじゅうのいろをあつめた、すてきなかきごおりがつくれるのかもしれません。

じぶんのいろはなんだろう?
ふと自信がなくなってしまうときもあるけど、きっとだいじょうぶ。

じぶんのいろは、せかいじゅうのぜんぶ!
どんないろにだってなれる!
そんなふうに信じたいですね。